Q. スリランカでの夜間走行はなぜ危険ですか?

A.

現地にいらっしゃるとすぐにおわかりいただけるかと思いますが、スリランカではコロンボ市内や高速道路などの一部エリアを除き、街灯が少なかったり、道路整備が行き届いていなかったり等、交通事情がまだそれほど整っていない箇所が多くあります。


また、道路脇にはよく野犬がいるのですが、日中より涼しくなる夜間はより行動的になるため、突然道路に飛び出してきて急ブレーキをかけざるを得ない等、日本ではあまりないような状況もスリランカでは珍しくありません。


特に、周辺にサファリのあるシーギリヤ、ヤーラ、ウィルパットゥといったエリアは、檻のない動物園と同様に動物は自由に移動しますので、一般道に野生の象が出てくることもあります。幸い、弊社はこれまで無事故ですが、過去には野生の象と車が衝突する死亡事故も複数発生しています。


他には、キャンディやヌワラエリヤといった山間部も、街灯の少ない細く蛇行した山道が続くため、事故が多いエリアとされています。


もちろん夜間だけでなく日中も充分注意は必要ですが、過去の統計上、事故発生率が高まる夜間の走行につきましては、安全上の理由から、緊急時を除き弊社ではお受けしておりません。


日本とは異なる環境でありますこと、あらかじめご理解いただけますと幸いです。